サーモンは天然のサーモンです
ラウズで使用しているサーモンは全てwild caught=天然の素材のみを使用しています。
ではなぜラウズは養殖を使用しないのでしょうか?
私はペット業界において安心、安全という言葉のトリックを感じているからです。
昔からプレミアムフードの説明でよく見る魚の飼育にはホルモン剤や抗生物質成長促進剤、遺伝子組み換え成分は一切使用しておりません。高品質なサーモンを使用。という説明。
1, あくまで餌やホルモン剤などの管理は生の状態のサーモンに対してのみで、サーモンミール(乾燥サーモン、粉など)は色々な場所から集めた素材を乾燥肉にしているので、このサーモンは良いとかこのサーモンのエサはダメとか見てわかる物じゃないのです。
ですからメーカーさんの説明はあくまで生魚のサーモンに対してです。いかなる乾燥肉に対してホルモン剤や抗生剤の有無はわからないはずです。
2,そして生魚だけを使用。といいう説明をしだすとつじつまが合わなくなってくるのです。生魚だけでは水分量が多すぎてペットフードにしたとき水分が無くなり、必ずタンパク質量がとても低くなり、乾燥肉か植物由来のタンパク質で補うしか方法はありません。
・乾燥肉でタンパク源を補う場合、ミールは基本的にレンダリング製品で、皆さんが思う高品質とは違います。(*言われているレベルは今までに比べて高品質という意味です)
・植物由来のタンパク質で補う場合、肉食動物対してとても負担をかけます。
つまり生魚だけで高品質なペットフードを作る事は不可能に違いのです。
3,そもそも養殖の餌は人間が作り環境も人間が作ります。ペット用の養殖は私が知る限りありません。養殖サーモンのエサにはトウモロコシなどの穀物に加え、豚肉や鶏肉などが使われます。仮に化学薬品などを配合していなかったとしても、天然の鮭はこうしたものを食べる事はありません。この時点で自然に反した不自然な魚になってしまいます。
そして人間が食べる場合に対して基準値内でokを出しています。ペットに対しては決してゼロではありません。
4,ヨーロッパの養殖場はペット産業と違い正しく伝えています。「餌に使われるすべての魚由来の原料はきちんと管理されたもので、野菜の切れ端や産業用の魚など、人間の食用には向かないものを利用します」
人間向けの説明では正しく野菜の切れ端や産業用の魚など、人間の食用には向かないものを利用します。と説明しますが、ペット業界みたいに「ちんと管理されたもの=ヒューマングレド」の様な間違った訳はしません。
この様な誤解を与える説明は良くないと思っています。初めからコスト高になりますが、天然のサーモンを使用していれば、何の問題もないのです。
