重度の腎臓病と腎臓病予防と考え方が違う
例えば重度の腎臓病だから低タンパクフードが合うはとても理解できます。しかし予防や毎日の食事で腎臓病にしたくないから低タンパクフードは大きな間違いです。
ポイント1
例えば大きな原因がわかっていて、その原因を抑えるために薬を飲むことはあたりまえです。しかし人間の場合、予防と称して薬を飲みますか?医者はむやみに薬を飲ませたり、症状が無いのに薬を飲ませる事はありません。なぜペットは処方食や低タンパクフードを日常的に与えるのか理解できません。極端な表現ですが、頭痛が無いのにいつ頭痛が起きてもいいように毎日頭痛薬を飲む行為と同じだと思います。飲みすぎるリスクの方が上回ります。
ポイント2
では、なぜ腎臓病になるのでしょうか?腎臓病の原因はまだよくわかっていません。腎臓病は、腎臓に障害を与えるさまざまな病気などが、長年にわたって少しずつ腎臓の組織を壊し、ある一定のダメージを超えると急速に進行すると考えられております。しかし我々はこのように結論付けています。では何が長年にわたって少しずつ腎臓の組織を壊しているのか?それは肉食動物に近い動物に穀類の多い食事(タンパク質が低い食事)を与え続けるから病気になるのです。肉食動物よりに進化してきた(歯や内臓の形も肉食動物、草食動物の形ではありません)ことを無視すると色々なリスクが増えると考えています。
*傷ついて壊れてしまったネフロンは、残念ながら元には戻りません。この様な重度の場合は別の方法が必要です。傷ついて壊れてしまわないように高タンパク(生食同等)の食事で丈夫な体づくりが必要です。
重度の腎臓病と腎臓病予防と考え方が違うと思います。
